こそばゆいけど、愛の力は偉大なんです

先日のこと

 

ある、同行されたご主人の言葉
「こっち(ハワイ)って、男性が女性に年齢を聞くことって

普通じゃないんですか?」

 

・・・・・・・・・・

 

ちょっと耳を疑いましたが(笑)

どうも、そのご主人いわく、日本では、

男性は女性が何歳なのかをとかく、気にするんだそうです

 

「日本の男は女性の年齢気にしますね〜。若い方がやっぱりいいし」

 

愕!

 

 

うーん、ハワイというかアメリカではまず、年齢や宗教や人種、

また、個人的な趣味趣向などが語られる時はかならず

「差別をしない」という考え方に基づいた言動が求められます

 

 

簡単な例で説明すると

仕事を探しているとき、履歴書には年齢を書き込むことは

ありませんし、女だからという理由で飛行機のパイロット

にはなれない、なんてこともありません

ゲイだから、レズビアンだから、家の賃貸を断られる

なんてことも基本なしです

 

 

いや、してはいけない、というマインドセット

 

 

そもそも、アメリカ人は年齢で友達を選ぶこともしないし

何歳になったって大学に入り直したりすることなど頻繁にあります

だからアメリカの大学のキャンパスでは、老いも若きも、

生徒か教授かわからないバラバラな年齢の生徒たちが

政治に関して自分の意見を熱く語り合ったりするような場面も

よく見られます

 

 

 

そうなんですか?日本では?

男性は女性に「何歳ですか」と聞いてドン引きしたり

するんですか?

いまだに?

 

もしそれが本当だとしたら、日本の文化って

世界基準からかなり遅れをとってます〜

 

 

まず、男尊女卑という死語(でなければいけない)が

まだ残っている匂いがプンプンするし、年齢で人を見る

とか付き合い方を分ける、という古臭い文化が

根強く残ってるんだな、と

 

 

私は商売柄、毎日のように年齢を気にした男女に出会います

女性が自分の年齢に応じて変わりつつある体型を気にする

心情は理解できます

私だって・・・

 

 

が!

 

 

同行のご主人やボーイフレンドが、奥さんやガールフレンドの

年や体型を気にする、または彼女以上に嘆く、というような

発言はいただけません

 

 

先日はまた別の男性でしたが、なんとこんなことを言われました

「ハワイじゃまだいいけど、日本でそれ着たら撃ち殺されるよ」

 

 

もちろん冗談でしょうけれど(と信じたい!)

決して言っちゃぁいけない言葉です

 

 

 

 

これは私からのお願いです

同行者は(男女関係なく)、試着室でちょっとブルーになっている

愛する人に、ネガティブな言葉ではなく、暖かい応援エールを

送ってください

 

 

これは決して、似合わないと思うものを「似合うね〜」

「素敵だね〜」と、嘘を言ってくださいと

言ってるわけではありませんよ 嘘はいけません

 

 

じゃあどうすればいいのっ?

と、噛みつかれそうですが(笑)

 

 

 

変身した愛する人が試着室のカーテンを開けて「ご登場」

した瞬間、まずは第一声、「おっ、いいじゃん!」と声がけをして

いただきたいのです

 

 

その一言だけで愛する人の心は「キュンっ!」とリフトアップされること

間違いなしです

 

 

まずはそういうポジティブな『愛交換』をしてから

「でもこっちの方が似合うかもね〜」などと、私たちと一緒に

愛する人に似合う最高の水着を探す作業にご参加ください

 

 

 

水着は、フィット感が命ですが、それはプロの私たちが

担当し見極めます

 

 

だからお客様には「似合う」「似合わない」を探していただきたいのです

そしてその作業は私たち店のものと行うよりも、愛するもの同士で行った方が

数倍もの成功率となり、本当に満足のいく買い物となります

 

 

 

たかが水着、されど水着

水着選びはハワイ旅行のメインイベントにもなり得ます

ぜひぜひポジティブなものにしてください

 

 

 

こそばゆい言い方ですが、愛の力は偉大なのです

たった一言のその言葉に、愛があるかないかで

その瞬間からあなたのハワイ旅行はめちゃくちゃ楽しいものに

なるかどうかが決まると言っても過言ではありません

 

 

水着屋での経験が、あなたのハワイ旅行を最高に楽しいものに

するお手伝いができたのであれば、これほど幸せなことはありません

 

 

では、ダイアモンドヘッドの麓で待ってますね!

 

 

かずさ ふらながん

モンサラット本店オーナー